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違法じゃない?転売ヤーはなぜ取り締まらない?その理由や定義を解説

違法じゃない?転売ヤーはなぜ取り締まらない?その理由や定義を解説

近年、「転売ヤー」という言葉が浸透し、フリマアプリやオークションサイトでも存在が目立つようになりました。しかし、手に入りにくい商品や狙っていた商品、珍しい商品まで掘り出しものがたくさん売られています。ところが、転売ヤーが引き起こす社会的影響が大きく、問題視されているんです。

そこで、転売はなぜ取り締まらないのかその理由や定義を解説していきましょう。

違法?転売ヤーの定義

転売ヤーとは、商品を定価や安く仕入れ高く売って利益を出すことを指します。中でも、希少な商品は通常の価格を大幅に上回るプレ値で取引されることもあるんです。プレ値とは、数量限定など需要が高く供給が限られている商品に多く付けられます。

あまりにも高すぎる価格や、商品の買い占めが社会的影響を与えていますが、転売行為自体は違法ではありません。また、商品を買い占めたり、仕入れ値より高く売ったり行為も違反には当たらないんです。

転売はなぜ取り締まらない?

転売ヤーの影響で一般の消費者が適正価格で購入できない状況が深刻化しています。では、転売はなぜ取り締まらないのでしょうか?

法律の問題

前述した通り、転売行為は違法ではありません。また、転売行為を明確に規制する法律がなく、取り締まることが難しいのが現状です。

現行犯が難しい

近年、商品の売買を匿名で行えるようになりました。その影響もあり、取引の過程で転売目的かどうかの判断が難しく、くわえて転売ヤーの手口が巧妙化し取り締まりが難しくなっています。

個人規模が多い

最近では特に、個人規模での転売活動が活発になってきています。そのため、転売ヤーとして特定が難しくなっているんです。例えば、「自分用に購入してみたけどサイズが合わなかったから売った」と言われれば違反にはなりません。

転売ヤーが増え続ける理由

転売ヤーの行為は、社会的な注目を集めて転売問題として取り上げられています。例えば、コロナ渦のマスクや消毒液の買い占め、高額販売が有名ですね。また、「Nintendo Switch」が買い占められ、一時は定価で購入することができませんでした。こういった問題がある中、転売ヤーは年々増え続けています。

その理由は、需要と供給にあります。というのも、多少高額であってもほしい人は購入してしまうため、その結果転売ヤーが減ることがないんです。

まとめ

一般消費者からすると、転売をなぜ取り締まらないのかと疑問に思うかもしれませんが、現在難しい状況が続いています。しかし、最近ではお店側が1人1人の購入制限を設け転売ヤー対策を行っているところが増えました。また、転売ヤーのトラブルも増えており、大きく問題視されています。今後、転売ヤーの取り締まりが厳しくなるかもしれませんね。